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2024年 06月 02日
こちらに来る前のずいぶん遠い記憶になりますが、シネピピアにて "Poor Things" Yorgos Lanthimos 『哀れなるものたち』 ヨルゴス・ランティモス よかった‥ まず衣装やセット、美術が素晴らしく、すべてのシーンに目を奪われます ゲーテの『ファウスト』やイプセンの『ペール・ギュント』のような英雄譚、男性主人公が間違いを重ねながら成長していく中で、主人公の犠牲になったり彼を赦し救済する女性、という役割を逆にするという発想は、同じく男性監督と大女優による『TAR (ター)』に近いものを感じました (いきすぎるとまた男性中心社会の行く末と同様のディストピアに‥?と一抹の不安を予感させる皮肉なエンディングまで🐩🤯) 同じ頃に観たヴィクトル・エリセの新作『瞳をとじて』と通じる感覚があったことも興味深く、フランケンシュタインもちゃんと読みたいな そしてベラに「ゲーテを読んでみたら?」と勧めるハンナ・シグラ、やはりファスビンダーは偉大だ‥と痺れるベスト・シーンでした🤍 🎞️ これも出発前に、ひさしぶりに再見 "Le Pont du Nord" Jacques Rivette 『北の橋』 ジャック・リヴェット 『不思議の国のアリス』さながらのチェイスシーンからはじまり、夢と現実を行き来する3時間越えの大作『セリーヌとジュリーは舟でゆく』は、いわずもがなの大傑作ですが、 同じくシスターフッド物ともいえる(演じているのはビュル&パスカル・オジェ、本物の母娘)『北の橋』も、謎と陰謀に満ちた即興的シークエンスの連続、なかなかの傑作ぶりです リヴェット作品には「太陽と月の相剋」のような占星術、神秘思想的な謎解きもたくさん隠されていて(勝手な妄想かもしれませんが‥)、 「映画」という枠組みを超えて作品内の時間が「今映画を観ているわたしの現実世界」に乱入してこようとするような、「わたしが映画の中に紛れ込んでしまった」錯覚を引き起こすような、世界の境界線を意識的に撹乱するラディカルな魔法が秘められています 最初自分が住むことになる街をモンマルトルだと勘違いしていて、「やった! 『セリーヌとジュリー』のロケ地だー!」と興奮していたら、モンパルナスとわかりちょっとだけがっかりしていたのですが笑、 『北の橋』が撮られた場所と聞いて機嫌を取り直しました👐🏻☀️🌛 冒頭でパスカル・オジェがパリの街中をバイクで走り回り、ライオン像の周りを意味ありげにぐるぐると回るシーン、そして奇跡のような二人の出会いのシーンなど多くの場面が、今わたしの住んでいるダゲール (Denfert-Rochereau) 界隈で撮影されていて、「ここであのシーンが‥」とロケ地発見巡りも日々のたのしみになっています ∵ ∵ ∵ 🎞️ ダゲール通りのマルシェに買い出しに いつもと違う道を通ってみたら、ひゃーー!と思わずテンションの上がる壁画に遭遇 アニエス・ヴァルダとこの辺りで撮られた作品たち ヴァルダはこの界隈に住んでいたようですし、街のヒーロー(ヒロイン?)なんだなあと胸が熱くなりました🎬 ヴァルダの遺作『顔たち、ところどころ』を共作した写真家のJR(ジェイエール)による住友倉庫の写真壁画を思い出して、神戸と今住んでいる街を無理やり繋げてみたり😎 ∵ 街中あちこちにある Retoucherie (洋服のお直し屋さん) ショーウィンドウにたくさんのヴィンテージボタンが溢れ出していて、これまでお直ししてきたお洋服たちの歴史を感じます 神戸にはミシンバのアキラくんと紫苑ちゃんという名人がいるけど、ここでも頼んでみようかな?とちょっと迷う🪡🧵 ∵ セリーヌとライオンは北の橋をゆく ダゲール通りの奥、シネマ・チャップリンとカタコンブの入り口の間にあるライオン像🦁 リヴェットの映画『北の橋』の冒頭でパスカル・オジエがバイクに乗ってライオンに闘いを挑むあぶない場面の舞台です🏍️ ∵ ダゲールの市場は有名でちょっと高いから、週末だけ開いているローカルな市場の方が安いよと教えてもらい、St.Jacque ~ Glacière の週末のマルシェに行ってみました ずっと目の前にいたマダムのかごバッグが素敵で思わず話しかけしまいましたが、とってもお洒落でチャーミングな方 たっぷり入るし機能的、わたしもこんなバッグがほしいな🧺 ∵ 家の前のワイン屋さん Nicolas のショーウィンドウに、studio dadada の阿野義知さんみたいな絵が入ったワインをみつけてジャケ買い テーブルの上がとっ散らかっていますが、"Faune(牧神)" キリッと芳醇で美味しかった
by spacemoth
| 2024-06-02 05:10
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